同じようで違う意味「優しい」と「易しい」…あまり知られていない根源が話題に…

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同じようで違う意味「優しい」と「易しい」…
あまり知られていない根源が話題に…

読みが一緒でも意味は…?

「優しい」と「易しい」というふたつの漢字。

「優しい」は細やかで柔らかな感じを与える有様。
性質がすなおでしとやか、温和、好ましい感じであることです。

「易しい」は単純でわかりやすい、平易であること。
解決や実現がしやすく、容易であることです。

似ているようで違う意味をもつこの2つの「やさしい」。

実はひとつの由来から来ているということをご存知でしたか?
今回は同じようで違う意味「優しい」と「易しい」の根源を紹介します。

「やさしい」とは

好印象を持つ「やさしい」という言葉。
実は動詞である「やす(痩す)」の形容詞だったのです!

「痩」という文字を見ただけで「痩せている・細い」というのを連想しますよね。

元々は“身が痩せ細るような思いである”というところから来ていたのです。

この言葉が世に出てきたのは平安時代。

当時痩せている人というのは、
自分より他者へ食べ物を分け与える心に余裕のある人と見られており、
それが由来で危険・危害などマイナスイメージが及ばないことから、
「やさしい」という言葉になったと言われています。

また、そんな控え目で慎ましい姿を「優美」とすることから、
「けなげ・好感が持てる」と表すようになったそうです。

穏やかで好感が持てるというプラスイメージはそのまま時代と共に進化し、
「こちらが恥ずかしいと感じる程思いやりがある」という意味にも派生。

近世以降、「心温かい」「親切」という意味で使用されるようになったのだそうです。

これが「優しい」になったとされています。

そしてそれと共に、「容易である」ことを指す「やさしい(易しい)」は、
「配慮がありわかりやすい」「簡単」という所から派生したとも言われています。

価値観の違い

今回紹介した「やさしい」ですが、
元は危険や危害が及ばない事全般を指しており、
「やさしい」「やすい」「やすらか」「やすんずる」
といった様々な字や音を当てられて現代に発展してきたそうです。

今の時代で「痩せ」と言われると、
「食べ物を食べていない」「貧しい」なんてイメージを連想しがちですが、

昔は「やさしい人」を表す意味だったのは驚きですね。
人類の進化と共に発展してきた漢字。

漢字は違えど読みは同じという言葉は、まだまだたくさんあります。

これを期に、学生時代に使っていた辞書を押し入れから引っ張り出し、
久々に読んでみるのも面白いかもしれませんね。

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